約ひと月にわたり熱戦の繰り広げられたEURO2008欧州選手権ですが、それも今日で見納め、決勝を迎えました。対戦カードはドイツとスペイン。スペインなら44年ぶりの優勝らしいです。
私は当然スペインを応援するため、3:30に起床です。いつもより少しだけ早いです。同じイベリアの同志ポルトガルの仇をってことですよ。
それにしても今回のスペインはバランスがとてもよいです。攻撃では、中盤の4人、シャビ、セスク、イニエスタ、シルバが見事なパスワークを見せ、トップのトーレスと、ビジャとよい連携を見せています。守備では、キーパーのカシージャスとCBのプジョル、マルチェナの三人がよい連携をみせ、安定感のある守備を見せています。
前評判の高かったドイツといい、大会中パフォーマンスの優れたスペインといい、決勝戦のカードとしては妥当のようです。
さて、試合のほうですが、立ち上がりは、大舞台での経験が豊富?なドイツ優勢・・・。スペインは全体的に動きが硬く、中盤のパスワークや、裏への飛び出しを躊躇している感があります。
まずいな・・・、ここでドイツが先制すると、取り戻せなくなる・・・。
と思っていましたが、前半20分過ぎ、いい形でスルーパスが一本通りました。ここから流れが一気に変わり、スペインは本来の華麗なパスサッカーをしだします。今日は1トップだったトーレスも、どんどんディフェンスの裏を狙いだします。
そんな中、前半33分・・・きました。スペイン待望の先制です。シャビのスルーパスに反応したトーレスからでした。しかも、スルーパスのコースにはラームが完全に体を入れていたのに、後ろから猛ダッシュで追いつき、同じくボールに詰めていたGKレーマンよりも早くワンタッチして無人のゴールへ・・・。トーレス速すぎ・・・。今大会、注目に上げていましたが、ここまであまりパッとしなかっただけに、この1点は大きいです。
その後は、両チームとも一歩も引かずでしたが、結局ゴールは生まれませんでした。スペインも引くことなく、何度か決定的シーンを作っていました。そういうところで決めてないと、ドイツに追いつかれるかと思いましたが、ドイツの調子はそれほどよくないようです。
ドイツは、うまくないけど、強いって感じですが、今回はスペインのほうが1枚上手でしたね。結局ドイツのベストゲームはポルトガル戦だったな・・・。もしかして「シルバーコレクター」っていうバラックのジンクスが利いてるのかな。でもバラックだけは認めません、あんなラフプレーヤー、今日もあわや退場ってシーンがあったしね。自分がチームに迷惑かけてることに気付くべきじゃね?
スペインはヤッタネ!!44年ぶりってほぼ半世紀ぶりだよね。いままで無敵艦隊(もともと明治初期の話ね)とか過大評価されたことがプレッシャーになり、勝てない感じもあったけど、今回のスペインはその呼び名にふさわしく、まさに「無敵艦隊」でしたね。メンバーも20代前半が多く、このまま行くと、しばらくスペインの時代になるのかもしれません。それから、ようやく日の目を見だしたF・トーレス、これからもやってくれそうです。
それにしても、アジアカップとか南米選手権とか各地域の大会があるけど、このEUROだけはW杯並みのレベルになってるな・・・。出場国の規模も大会の知名度も、W杯に次ぐのではないでしょうか?
さて、次のは2年後の南アW杯。これから予選が本格的に始まるけど、ヨーロッパ予選だけは時々チェックしとこうかな・・・。注目はクロアチアとイングランドが同じグループになってることですね。イングランドはクロアチアに負けたことで、今回のEURO出場を逃しています。
日本代表は出場が危ういな・・・。オーストラリア、バーレーン、カタール、ウズベキスタン・・・今まで苦渋をなめさせられた相手しかいないじゃない・・・。まあアジアベスト10までくると、どこが抜けても不思議はないか・・・。まあ適当にガンバレ、日本代表。
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