ようやく面白くなってきました。

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昨年「坂の上の雲」を読破して以来、司馬遼太郎の作品をいくつか読んでいるのだが、今は誰もが名作と言っている「竜馬がゆく」を読んでいる。
実は、読みだしたのは昨年末あたりからなのだが、その後、DSでドラクエが出たり、FF出たり、試験あったりで、なかなか読めなかったのですが、最近ようやく再開しました。


自分の中では「それほど面白くないな・・・」といった感想でしたが、6巻(薩長連盟に奔走)のあたりでようやく面白くなってきました。それまでは、なんだか安っぽい時代小説を読んでいるようで、江戸時代のつまらない浪人を描いているにすぎなかったのですが、一気に歴史の表舞台に躍り出てきて面白くなりました。
それでも断然「燃えよ剣」や「坂の上の雲」のほうがオモロー!ですがね・・・。
また、この辺になってくると、今後の明治政府の中心人物である伊藤博文や、日露戦争で活躍する陸軍大将?大山巌、野津といった「坂の上の雲」での登場人物も登場し、歴史って繋がってるんだな・・・(当たり前だが)と思ってしまいました。
今後も司馬サンの幕末ものを読みたいのだが、次はどれにしようかな・・・。
「燃えよ剣」は読んでいるので、「世に棲む日日」で幕末の牽引役である長州ものですかね?「坂の上の雲」にもそんな件があったけど、のちの太平洋戦争を引き起こしたのは、実は長州のような行き過ぎたナショナリズムが原因では?と思ってたりして少し重要かなと思うのです。そういえば、もう一方の雄藩で立ち回りのうまい薩摩の作品はないんですね。西郷や大久保だけでなく小松帯刀とか島津斉彬とか掘り下げてはいないのですね。
その後はやはり「翔ぶが如く」で「坂の上の雲」につながる明治政府創世紀を読みましょうかね?。
それにしても司馬作を読めば読むほど、「なぜ昭和初期を描いたものがないのか?」、不思議でなりません。あの探究心を駆使して、闇に葬られている太平洋戦争を描いてほしかった。おそらく司馬自身は時代を動かした局面を描きたいのでなく、そういう状況で必然と生まれる様々な「リーダ」を通して「一軍の将とは・・・」、みたいなものを描きたかったのではと、個人的に思っています。新撰組の土方、海援隊の坂本龍馬、日露戦争時陸軍の児島、大山、秋山、海軍の山本、東郷など。
たまたま太平洋戦争時には、「理想のリーダ」がいなかったのかなと思います。もちろん当時を生きたわけではないけど、あの時期のナショナリズムはどう考えても道を外しているよな・・・。だから逆に知りたいのだけどね・・・。
あくまで個人的見解にすぎませんがね。

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